牛のポテンシャルを引き出す谷口商会オススメのA飼料を紹介【8種類】
牛のポテンシャル、血統のポテンシャルを引き出すことが、いい牛・いいお肉を作るためには重要という話を農家さんから聞くことも少なくありません。
このページでは、牛のポテンシャルを引き出す、谷口商会オススメのA飼料を紹介します。
結果に差がつくA飼料の例
代用初乳・子牛向けアミノ酸
新生子牛
ヘッドスタート/アミノプラスK
乳酸菌/酵母菌/ビタミンB/酵素含有飼料
子牛~素牛
畜産用ミラクルアニマル
麹菌飼料
育成~肥育
腸菌力-M2
- ヘッドスタート|代用初乳(初乳製剤)
- ヘッドチョイス|移行乳
- アミノプラス・K|子牛用アミノ酸
- クイックショットタブ|牛用のタブレットタイプ経口補液
- ミラクルアニマル|乳酸菌 ビタミンB 酵素を含有した子牛・素牛用の液体飼料
- 腸菌力-M2|麹菌飼料で腸の健康 / 脂の質・肉色の向上
- ミロプライム|カビ毒吸着・ミネラル補給
- ナットウゴールドAS39|納豆菌飼料・免疫グロブリン生成
これらの商品は、とくに注文が多い商品たちです。それぞれ特徴を紹介していきます。
ヘッドスタート|代用初乳(初乳製剤)
初乳免疫の移行は、出生子牛にとって非常に重要です。
代用初乳にもさまざまな種類がありますが、品質のバラツキや嗜好性に問題があることも少なくありません。
そんな代用初乳のなかで、谷口商会がオススメしているのがヘッドスタートです。
ヘッドスタートは溶けやすく、飲ませやすいため、初乳製剤をカンタンに給与したい方にはピッタリです。
リッキング中の待ち時間にヘッドスタートを用意しているという声も聞きます。
- 生まれてすぐに1~2袋飲ませる。その後、6~8時間後にさらに1~2袋飲ませる
- 生まれてすぐに1~2袋を飲ませる。その後、後母牛につけて母乳をしっかり飲ませる
これだけで、子牛の成長が全然違うという方が多いです。
事故の少ない方は、ほぼ皆さん代用初乳『ヘッドスタート』を給与している印象です。
営業先でも、ヘッドスタートの良さで意気投合することが多々あります。
関連情報:ヘッドスタート(牛用代用初乳)の使い方・価格・注文|初乳製剤では最もおすすめ
生まれてすぐにヘッドスタートを2袋飲ませるだけで、その後の調子が全然違いますね。やはりヘッドスタートを給与していると初乳免疫がしっかり移行するので、獣医さんに頼らず済むことも多いみたいです!
代用初乳は他にも色々ありますが、やはりヘッドスタートがイチオシという農家さんが多いです。
1箱(225g×25袋)
税込み104,280円(税抜き94,800円)送料込み価格
(メーカー推奨価格は1箱あたり税込107,250円(税抜き97,500円)送料別)
日本全国、送料無料。長野県から日本全国へ発送します。
注文実績エリア:北海道・福島県・山形県・新潟県・長崎県・沖縄県など(石垣島や壱岐島など離島からの注文実績もあります。離島でも送料込み価格です)
ホームページからのご注文で3箱まとめ買いなら、1箱税込み99,000円(税抜き90,000円)送料込み価格(3箱合わせて税込み297,000円。合計15,840円お得)
ヘッドチョイス|移行乳
先ほど紹介したとおり、新生子牛にとって、初乳が大切なものであることは皆さんご存知でしょう。
谷口商会でも代用初乳「ヘッドスタート」販売するケースが多々あります。
ヘッドスタートの兄弟商品、移行乳「ヘッドチョイス」という商品があることをご存知でしょうか。
最近はヘッドチョイスの注文も増え始めました。
移行乳として生後2日目以降に給与するのがヘッドチョイスです。(全脂粉乳混合飼料|A飼料)
5kg(蓋つきプラスチック容器)で販売されています。
実は自然界では、「初乳成分」は徐々に「常乳」に置き換わっていきます。
この初乳と常乳の間にあるのが、「移行乳」です。
代用初乳を飲ませたあと、いきなり人工乳に切り替えると、調子を崩すときがあるようです。
脂肪成分やタンパク質成分が牛乳と人工乳(代用乳)では異なるため、それが原因なのではという農家さんもいました。
初乳と移行乳には次のように子牛に重要な成分が入っているので、もし母牛から生後すぐに離すのであれば、移行乳も給与しておきたいところではあります。(代用初乳は必ず給与する前提です)
関連記事:移行乳「ヘッドチョイス」の使い方・価格|生後2日目(出生翌日)以降のサプリメントにおすすめ
子牛1頭1回あたり70g程度を、代用乳等に添加し給与します。(必要に応じて溶解する)
お湯の量は調整してください。
5,000g1箱なので、約71回分です。
移行乳ということで、生後2日目~5日目に給与する方が多いです。
ヘッドチョイス販売価格
44,880円(税込み)/1箱5kg
アミノプラス・K|子牛用アミノ酸
不足しがちな新生子牛の成長をサポートするアミノ酸がバランスよく配合されているのが、アミノプラス・Kです。
代用初乳からの免疫移行が心配なときにもオススメです。また、初乳免疫から子牛が自分の免疫で生きなければならないタイミングにも適しています。アミノ酸が、作り出される免疫の素となってくれます。
1頭当たり1日10g。30日間を目安に給与してください。
代用乳に添加、または直接経口給与します。
関連記事:アミノプラス・Kの使い方と価格|不足しがちな新生子牛の成長をサポートするアミノ酸をバランスよく配合
哺乳ロボットでの使用も可能です。
2kg(500gX4) :7,920円(税込み)(参考:メーカー希望小売価格8,030円)
送料別(ECサイト「カウタロー」からの注文なら全国一律送料940円)
クイックショットタブ|牛用のタブレットタイプ経口補液
クイックショットタブは、牛用タブレット経口補水です。エフィドラルの代替品として使う方もいます。
人間用で例えると、経口補水液に近い(カリウムが多め)商品です。
1Lの水に1錠(20g)を入れるタイプの栄養補給サプリメントです。
牛の体内に必要なミネラル・水分が含まれているので、クイックショットタブ1つで栄養補給できます。
- 塩化カリウム
- アミノ酢酸
- 炭酸水素ナトリウム
生後すぐの子牛から利用可能で、清涼飲料水タイプではないため、脱水症状時の栄養補給に向いています。
1Lの水に1錠(20g)を入れて給与します。
2Lも飲むことが難しい子牛でも、1Lであれば飲ませきれるでしょう。
嗜好性については、賦形剤に乳糖水和物多めに使用しているため、今のところ全く問題ないと言われています。
子牛は1Lに1錠、400㎏以上の牛には2Lに2錠使用するのが望ましいです。
関連記事:牛用タブレット経口補水「クイックショットタブ」を紹介(エフィドラルの代替品にオススメ)
1箱に1kg(20g×10錠×5袋):5,940円(税込み)
つまり50錠(50L分・50回分)で5,940円なので、1回1Lあたり約118円です。
牛用 経口補水 クイックショットタブ 50L分
1箱(10錠×5袋):5,940円(税込み)
7箱(1ケース):41,580円(税込み)
ミラクルアニマル|乳酸菌 ビタミンB 酵素を含有した子牛・素牛用の液体飼料
ミラクルアニマルは乳酸菌・酵母菌・ビタミンB・酵素を含有しており、フルーティーな香りで嗜好性が良い植物発酵エキス混合飼料 (A飼料)です。(液体です)
飲水に混ぜたり、飼料に振りかけたりします。原液のまま経口投与しても構いません。
軽い下痢や風邪をひいた時などは、1日20cc程度を直接口の中に挿入すると効果的です。
ミラクルアニマルのフルーティーな香りで、薬のにおいを隠すかたもいます。
子牛への給与では、哺乳時、又は離乳後3~4ヶ月間にわたって与えると調子がいいです。
先日は慢性腸炎の子牛にも投与してもらいました。
子牛の健康管理に使う飼料添加を探している方は、ぜひ一度お試しください。
関連記事:畜産用ミラクルアニマルの使い方|乳酸菌・酵母菌・ビタミンB・酵素を含有した植物発酵エキス混合飼料 (A飼料)
最近は導入した素牛の体調管理に使用したいという方も多く、新規で使っていただける方も増えてきています。
フルーティな香りで嗜好性がよく、導入後2週間〜粗飼料にかけて与えると、お腹の調子を整えることはもちろん、飼槽を舐めさせて唾液の分泌を促すことでモネンシンショック対策にもなる、とのことです。(先日農家さんから教えてもらいました)
素牛の場合は、1日1頭にミラクルアニマル10㏄を4~5倍の水で薄め、飼料に振り掛けて与える。飲水に投与しても良いです。
期間:導入後~3又は4ヶ月間
生後15ヶ月以降は、コレステロール値を上げる肥育期間となります。 ミラクルアニマルは健康な状態へと導く効果があり、コレステロールを正常値へ導きます。 そのため、15ヶ月以降の投与には向きません。ただし、17ヶ月ぐらいの食い遅れや中だるみの時期に1ヶ月程度の投与は効果的です。 |
関連記事:素牛の導入時の体調管理にオススメな飼料を紹介!育成・増体に乳酸菌飼料ミラクルアニマルをお試しください
ミラクルアニマル(畜産用)の販売方法・販売価格です。
※長野県以外の場合は、送料がかかる場合があります。
- 20L×1箱(バックインBOX)販売価格63,000円(税込み69,300円)
- 1Lボトル(5,040円/1本)
20L×1箱(バックインBOX)
販売価格63,000円(税込み69,300円)(3,150円/1L換算)
31.5円/10cc(1回)
(定価:90,000円税抜き)
1Lで3か月分/1頭(10ccで給与する場合)
1L(ボトル)
5,040円(税抜き)/1本(定価:7,200円/1本)
50.4円/10cc(1回)
1L(ボトル)は、1回の注文で3本以上でお願いいたします。
3本:15,120円(16,632円)
6本:30,240円(33,264円)
9本:45,360円(49,896円)
1Lで3か月分/1頭(10ccで給与する場合)
腸菌力-M2|麹菌飼料で腸の健康 / 脂の質・肉色の向上
腸菌力M-2は、麹菌飼料です。
肥育の場合、オレイン酸値に影響したり、旨味・肉色に影響します。
麹菌が抗酸化物質を生成し、筋肉中の過酸化脂質を減らすことで不飽和化酵素の活性を高め、飽和脂肪酸をオレイン酸などの不飽和脂肪酸に変えるため、風味・栄養価の向上が見込めるためです。 鹿児島で使用している大手肥育農家様は麹菌を入れたことで お肉に旨味が出たとのことです。
関連記事:麹菌で肥育牛のオレイン酸(旨味)を!麹菌が肥育牛のオレイン酸に与える影響
また、子牛~育成については、麴菌が善玉菌などを助け、腸の健康をサポートしてくれます。 人工ミルクに入れて使用する方もいます。
親付けの仔牛の場合はスターター・粗飼料などにかけて使用します。 スターターや粗飼料の与えはじめなど、お腹・腸のバランスが崩れやすい時に最適です。
関連記事:腸菌力M-2の使い方・価格|麹菌がオレイン酸・肉色に寄与&動物本来の免疫力を保つ
【焼酎粕と麹菌について】
焼酎粕と麹菌の畜産飼料としてのメリットは、これまで鹿児島大学や東北大学での実証研究で、家畜の増体・不飽和脂肪酸の増加などが発表されています。特に「ブトキシブチルアルコール」という焼酎粕・麹菌により生成される物質は、成長促進物質として上記研究の中でも特に畜産動物の成長に有用とされる物質として注目されています。 さらに麹菌が腸内で活動することで乳酸菌などの善玉菌の増殖を助け、 健康を維持することにより動物本来の免疫力の維持をサポートしてくれます。
ミロプライム|カビ毒吸着・ミネラル補給
飼料の内容物がミネラル不足の穀物などがメインになってくると、自然と身体がミネラル不足になってしまうという方もいます。
ミネラル補給としてソフトシリカのようなシリカ剤を与える方もいましたが、最近はミロプライム(天然ミネラル飼料)に切り替える方も多いです。
ミロプライムは60種類以上の理想的なミネラルを総合的に含有している飼料です。1袋20kgなので、一般的な飼料サイズといえます。
ミロプライムは軟質多孔性古代海洋腐植質、つまりは海泥です。
古代の海中で海洋動植物(魚類の各種ネクトン、プランクトン、藻類、海藻、その他生物)が倍没堆積し、微生物の働きで年月とともに分解、代謝再合成が行われ、結果的にバランスの良い各種ミネラルが含有される軟質多孔性古代海洋腐植質(海泥)が作られました。
関連記事:畜産牛へのミネラル補給にミロプライム(天然ミネラル飼料)軟質多孔性古代海洋腐植質のA飼料
この海泥が地殻変動で地上に露出し、そこから採集された天然無機質資源がミロプライムです。
成分については次のようになっています。
- 酸化ケイ酸:55.0
- 酸化アルミニウム:13.0
- 酸化鉄:4.1
- 酸化カルシウム:3.6
- 酸化マグネシウム:1.6
- 硫黄:1.1
- カリウム:0.473
- 酸化チタン:0.16
- 酸化リン:0.07
- 酸化コバルト:0.06
- 酸化ナトリウム:0.05
- 酸化マンガン:0.04
- バリウム:0.007
- 亜鉛:0.006
pH7.4
ミロプライムの給与方法(飼料添加量)
ミロプライムの飼料添加量は次のとおりです。
- 繁殖牛:150g
- 肥育牛:100g
- 乳牛:100~150g
リキッドフィードやTMRへ添加しても構いませんし、カビ毒吸着材として使用される方もいます。
実際にミロプライムを給与している農家さんへ聞くと、次のようなことを考えているケースが多いです。
- 腸内環境を整える
- 吸収効率・免疫を維持
- 健康な状態維持(肉質に影響)
- 排泄物はしっかりと消化吸収された状態で出る
- 腐敗ではなく発酵する堆肥へ
- 悪臭の出にくい畜舎へ
カビ毒吸着とミネラル補給で、腸内環境を整えるという農家さんが多いです。
また、牛の繁殖農家さんでは、種付きが良くなり高価な種代を無駄にする確率がだいぶ下がるという声も聞かれました。
ミロプライム販売形式・価格
- 20kg/1袋:3,300円(税込み)送料別(長野県の場合は送料込み価格)
- 10袋の場合は合計30,800円(税込み)(1袋3,080円換算)送料別(長野県の場合は送料込み価格)
- 20袋以上の場合は、別途お見積りいたします。送料別
- 50袋以上の場合は、原則として2,000円/1袋(税抜き)単価・送料別でお送りします。
目安として50袋ご注文の場合、長野県・岐阜県では2,500円/袋(税抜き)程度の単価になる場所が多いです。
ナットウゴールドAS39|納豆菌飼料・免疫グロブリン生成
子牛・母牛の免疫維持に、納豆菌に気を遣っている方もいるのではないでしょうか。
そんな繁殖農家さんにオススメなのが、免疫グロブリンの生産量が通常の納豆菌の3倍「ナットウゴールド」です。(旭松食品のA飼料です)
信州大学と旭松食品の共同研究で発見された納豆菌AS39株の摂取により、免疫グロブリンの生産量が通常の納豆菌の3倍以上になることが証明されています。
納豆菌AS39株を普段の飼料に混ぜて給与することで、自然免疫の維持をサポートします。
関連記事:ナットウゴールド(畜産用A飼料)の価格・使い方|免疫グロブリンの生産量が通常の納豆菌の3倍!
子牛の場合:5g~10g/日
母牛(乳牛)の場合:10g~30g/日:餌への配合割合は0.1%~0.3%
肥育牛の場合:10g~20g/日:餌への配合割合は0.1%~0.2%
他の枯草菌の微生物製剤・配合飼料と比べると、ナットウゴールドの菌数は10倍~100倍にもなります。
そのため、半分量でも効果が実感できたとの感想もあります。
10kg/袋:22,000円(税込み・当ホームページからご注文の場合)
紙袋で梱包されています。
数量限定で1kgサンプルも販売しています。ぜひご活用ください。
ナットウゴールドAS39 納豆菌 畜産用A飼料 サンプル 1kg
その他の飼料も調査・取り寄せ可能です
このページで紹介した以外の飼料についても販売しております。
また、JAを介しての販売や、必要な飼料を調査して取り寄せることも可能です。
ぜひ谷口商会をご活用ください。
繁殖・肥育・酪農家の方へ
販売飼料についてお気軽にご連絡ください
販売商品カタログは無料ダウンロードできます
取扱飼料の価格表も無料ダウンロードできます
北海道から沖縄まで、離島含めて長野県から全国発送!
北は帯広や十勝、東北地方、南は壱岐や五島列島・奄美・石垣島まで取引しております。
実績:北海道・岩手県・山形県・福島県・新潟県・長野県・岐阜県・山梨県・愛知県・愛媛県・長崎県・鹿児島県・沖縄県
日本全国対応可能ですので、上記実績以外のエリアからもお気軽にご連絡ください